戻ってから仕事が忙しすぎて、まだ長崎の写真も全部アップしきれていないし、報告などの作業も山積みなので終わった感じでもないのですが。。。。
長崎国体で川上啓選手がいない状態のチームをじわーっと体感してきました。
考えてみれば啓はいて当たり前で、ときどき肩が外れたー!手が!足が!と途中から消えることはあったけれど大会まるごといないというのは初めてだったと思うのです。
いて当たり前
それがどれほど大変なことか…
いつも当たり前のように代表に選ばれていた啓
フラーテルの試合でも当たり前のようにいつも啓がいて、いない試合というのを考えたことがなかった。そういう時がなかったから余計に。
国体の選考にも当たり前のように選ばれていたし。
でもそれだって、決して当たり前じゃない。
啓がその当たり前のことをずっと維持するためにどのような努力があったのだろうと考えただけで胸にぐっと来る。
今回東北遠征では、啓は参加せず、また、主砲ともいうべきキャプテン橘敏郎選手がケガで欠場、中盤から守備の重要ポジションである長澤克好選手もケガで欠場という3人の主力を欠いた状態で試合に臨むことになった。
正直、うわダメだMFが全く機能してない、抜かれ放題だ!!
と思うシーンが、ありましたとも、ええありました。
そこで啓!!は、いないんだった、ここは克好!もいないんだった。わぁ
と思ったり、そこだ!前へ!GOGO!と言いつつ あ!敏郎いないわ、NONO
って叫んでみたり、(笑)
カユさん&小野さんがもう獅子奮迅で!
私もハンカチで目を押さえながらの応援ですわ(←嘘ですけど)
けれどこういう時があって初めて、若手の真価が試されるのだろうし、活躍のチャンスがあるのだろう。今の選手に限らず、昔からいつもそうですが新人や若い選手は「試合に出たいけど出られない」というストレスがある。
新人だろうが若手だろうが、力があれば大ベテランでも先輩でも簡単に抜いていっていい実力世界なのだけど、そうそうそんな奇跡は起こらない。
チャンスさえ来ない!とボヤくこともあるだろう、でも今回のような状況はある種のチャンスなのでしょうが、実際には
「やあやあ、これでやっと試合に出られる!」
「チャンスが来た、ラッキー!」
といった楽天的な雰囲気など微塵もなく(苦笑)、今日出ていない「いつもの人たち」の存在の大きさや、その役割や目に見えない働きをひしひしと感じながら、「何かヤバイ」気持ちにならずにはいられないのであります。
改めて川上啓、長澤克好、橘敏郎の3選手の存在の大きさを感じました。
そしてその状況の中で 粥川・小野両選手が彼らの分まで懸命にチームを引っ張って行こうとしている姿を見てとても感動した。
それから、キャプテン不在の中で重い責任を背負って必死だった山下バイスキャプテンの姿も胸を打つものがあった。
こうした状態を間近に見て、頑張らないでいられる選手はいないだろう。
新人若手の全力プレーも素晴らしかった。絶対に負けてはならないという強烈なプレッシャーを今回ほど新人若手が感じたことは無かったのではないでしょうか?
どうも試合開始から前半の前半あたりまでの立ち上がりっていうのかな、その時間に魔が住んでるようで、まず1点なんの抵抗もなくすんなり1点取られちゃってから試合が始まる感じでした。
私はスコアボードの写真をずっと撮っていますけれど、途中でふと
「最初から0-1っていうハンデ戦なのかよ!ヤメテ!」って思ったこともある。
たかが1点
されど1点
国体だって無失点完全優勝を目指すのがフラーテルだったりするわけで。
勝って当たり前
出て当たり前
先制して当たり前
リードして当たり前
PCは決まって当たり前
決勝に出て当たり前
たくさんの当たり前の中で たまあに予定外の結果や番狂わせが起きると
たったひとつの「点」ぐらいの小さな穴から
フラーテルは弱くなった
フラーテルはもうだめだ
というような話に展開するのだね。
一応、そういう風に非難されるところまでを含めて、
そこまでで1セットなのだった。
もっと言えば、こうして私が広報日記にグダグダ書く!そこまでがセットなのかもな。
苦戦するとアクセス数が上がりますし、失点が多ければ多いほどどうやって失点したかに関心が集まる。
負けようもんならもう電話も凄いかかってくるし(苦笑)
お陰様で2勝して帰ってきました。
人数は多いけれど人数イコール戦力、ではないので、
けれど人数が少ないより全然気持ちが違う
啓はゆっくり休んでじっくり治してください。
克好も敏郎も治るまでじっくり時間をかけて休んでくれていいと思います。
休みが全くなかったもんね。
フラーテルで主力選手になることは非常に難しいし
ずっとその位置をキープしていくのも大変なことだ
そして主力の座は「いつもいて当たり前」の存在なので、「ケガをせず常に出場して一定水準以上のプレーでチームに貢献する」という重い重い責任がある。
でもこんなふうに3人同時に重なってしまうこともあるんだなあ。
ねっ。