カテゴリ:TV・映画( 5 )

ぶつぶつ、洋物ドラマ・お気に入りchなど

「クリミナルマインド」
ハッキリ言ってガルシアだけいれば解決する。
プロファイルがほぼ無意味なのに自家用ジェットで移動するとか
そんな捜査チームいるわけない!
というかシーズン5の最終回!その終わり方はないって!


「メンタリスト」
すごく面白いんだけど、レッドなんとかとの戦い、というのが
もうめんどくさくなってきました。
ストーリーと音楽性はすごくいいです。
その点においてはシーズンを重ねても劣化が少ないのがすごい。


「チャック」
結局はこの手のドラマが一番面白く見られるのかなあ?
チャックがだんだんヘタレじゃなくなってきてるのが残念。
もっとヘタレなほうが面白いのに。


「ブラックリスト」
いける!いまんところ大変おいしくいただいています。
日本初上陸とのことですけれど、このようなタイプのドラマは
日本人受けすると思います。
悪だけど善、善だけど悪、という価値観の揺らぎがいいですね。


「ボディオブプルーフ」
期待はずれ。主役の女性がどうも魅力がない。
それと、ゲーム展開・・・・じゃなくてストーリー展開がちょっとイマイチ。
女優さん絶対に整形してると思う。顔が怖いもん。


以上はスーパードラマチャンネル。



以下はおまけ。(チャンネル銀河)

「最強三国志祭り」
なかなか面白いです。三国志というくくりだけれど、全然三国志でもない
(その時代を背景とした三国志とは無関係なドラマや映画)も多いけど
中国の、人力にものを言わせたスケールの大きな撮影環境に圧倒されます。
でも原作は日本のマンガだったりして(苦笑)

三国志のドラマや映画の中でも特に「Three KingDams」は突き抜けて面白い。
俳優陣の演技もさることながら衣装やカメラアングル、小物などの凝りっぷりが。
既に全編DVDで2回見たけどまた見てる(苦笑)
三国志とか忠臣蔵とかお約束な物語も、自分の年齢や環境により視点が変わる。
何度も見るけど見るたびに考えさせられます。
ロングセラーなものにはやはり意味があると思いました。


最近のお気に入り
「多摩南署たたき上げ刑事近松丙吉」
伊藤四郎主演。
伊藤四郎とか西田敏行とかって、すごいなあと思う。
演技ににじみ出る何かがあるし、味わいがある。
同じ時間帯で3本同時に録画できるのだけど、それでもこの
多摩南署・・・は圏外になってしまった。
同じ時間帯に「コールドケース」(AXN)がやっている関係上
どうしても録画ができないのだ。
でもこうした古い日本のドラマのほうが実は貴重。
だって永久にDVD化とかされるはずがないし。

心に残ったもの
「母恋い」(劇団ひとり主演) チャンネルは忘れました。
これはすごい映画だった。黒木瞳ののほほんお母さんもすごいけど
劇団ひとりの俳優としての姿を見た気がする。
だって年末のダウンタウンの笑ってはいけないシリーズで
殴られて泣く役しか見てないんだもの。
平安時代の圧倒的な身分システムやら(身分が違うと母にも会えない)
全てを奪い去る権力者の姿とか、よく見ている江戸時代のものとはまた違う。


ご覧の通り民放とお別れしてもう長い長い歳月が流れておりますが
本編と本編の間にあるどうでもいい長尺通販CMさえミュートしておけば
どう考えてもCSの方がいい。
民放の番組って、バラエティ中心でタレントを出すための番組ばかり。
そしてCM前の画面には必ず肝心なところにモザイクがかかっていて
視聴を引き伸ばす作戦になってる。
さらにCM明けも数十秒、同じことをもう一度放送して視聴率を稼ぐ算段。
だから絶対にリアルタイムでは見ない。
見たいものがあれば必ず録画し、CMを飛ばし、不要なCM明けのリピート映像をパス。

CMを長く作っていた私とは思えない発言ですけど
もう時代は変わり、マスコミの仕組みも変わった。
東京都知事選挙で20代を中心に60万人が田母神候補に入れる時代です。
テレビにも新聞にもほとんど取り上げられず泡沫候補扱いだった彼が
組織票なしの4位で60万票は、メディアパワーの主役交代をいよいよ告げていると思う。





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by fraterkouhou | 2014-02-14 14:16 | TV・映画

源義経(1991年日テレ)に思う

幼少時代から時代劇が大好きな私です。
小学校時代の好きな俳優は高橋英樹・里見浩太郎でございます。
写真の整理をしながら時代劇専門チャンネルを朝からつけっぱなし。

今日はすんごいいい番組が放送されておりました!釘付け!
「源義経」でございます!
義経役は角川映画で薬師丸ひろ子の相手役としてデビューした野村宏伸、
まあこれといって語るべき要素のない俳優ですけど(苦笑)
武蔵坊弁慶に里見浩太郎が起用されております。
ちなみに野村宏伸はこの数年後にも源義経を演じています。

源義経を扱うドラマや映画は数ありますが、人間ドラマとしては

・平家時代における源氏の不遇さ
・兄の源頼朝と義経の兄弟の確執
・主人である源義経と家来である武蔵坊弁慶の親子を超える強い絆
・奥州藤原一族と義経との浅からぬ繋がり
・静御前など義経をとりまく女性たち


などがポイントであり、物語の展開としましては

・平家時代における頼朝・義経兄弟の不遇(出会ってもない)
・五条橋での弁慶と義経の主従の出会い(←生涯の絆)
・打倒平家に立ち上がる兄・頼朝(平家の時代に終わりが・・)
・奥州藤原家を後ろ盾に兄・頼朝軍に参戦する義経(兄弟初のご対面)
・壇ノ浦で平家を倒し都に凱旋する義経(←ここが義経の人生の春)
・義経を遠ざけ追手を差し向ける兄・頼朝(←状況の急変)
・追われて奥州に落ち延びる義経(←理不尽な展開)
・途中の関所を大芝居で切り抜ける武蔵坊弁慶(←ここが安宅関)
・奥州で最後の半年を穏やかに暮らす義経(←嵐の前の静けさ)
・奥州藤原氏の裏切りで孤立化した義経(←恩ある藤原家と戦う気なし)
・最後まで義経を守り全身に矢を浴びながら立ったまま死ぬ弁慶(←名場面)
・義経は落ち延びて大陸に渡った・・・かも?という夢のシーン(←義経チンギスハン説)

こんな感じです。

時代劇はテレビドラマにせよ映画にせよ、ここだという名場面があり、
その名場面見たさにかじりついているということが多いです。
今回私が見たかったのは私の大好きな高橋英樹(特別出演)と里見浩太郎がガチで絡んだ

「安宅の関・弁慶勧進帳」の場面!!!

頼朝に冷たくされ、だんだんヤバい展開になってきた義経(野村宏伸)が、
昔なじみの藤原家を頼って奥州に落ち延びることになった・・・。
頼朝は関所に警備を張り巡らし、義経を捕まえようとしている。
途中の安宅関を通り抜けるため弁慶(里見る浩太郎)が
「われらは勧進の旅をする山伏です」・・・と嘘を言う。(今で言うところの募金ツアー)
そして、ありもしない勧進(募金の主旨や目的など)をのべたてまつる。これが「弁慶の勧進帳」のシーン。
その説明があまりにもすばらしいのでみんな感動し、納得して通そうとするのだが。。。。
「そいつは義経に似ている!」
と一行の若者が捕まる。(=もちろん義経本人です)
そこで弁慶が若者を激しく打ち、「お前のせいで疑いをかけられた」と殴り殺そうとする。(ふり)
関所の責任者である富樫泰家(特別出演・高橋英樹)が
「主人を打ち殺そうとする家来はいないだろう!」と止め、関所から一行を通す。
富樫は弁慶だけを関所の中の部屋に呼んで酒を酌み交わし、別れを告げて送り出す。
(富樫は分かっていたけど弁慶の思いに打たれて見逃したのでした)

その後義経は無事に奥州にたどりつき、しばし平和な日々を過ごす。
しかし自分を息子のように可愛がりいつも支援してくれていた奥州藤原家の当主がなくなると義経は後ろ盾を失い、裏切られて孤立する。そこに追っ手も迫ってきてどうしようもなくなる。
義経はこれまでの恩を仇では返せない、と藤原家とは戦わないと決める。

そこで名場面、「弁慶の立ち往生」ですよ!!

屋敷にこもって火を放ち、反対を押し切ってついてきた正妻・若と最期の時を迎える義経。
屋敷の前で命がけでこれを守る弁慶。(昔の武将は討ち果たされ首を取られるのは恥なのです。)
猛将弁慶に手出しできない追っ手は遠くから矢を雨のように放って弁慶はハリネズミのようになる。
「死んでも不動明王となってここで戦う!」と叫んで立ったまま息絶える弁慶。

「安宅」「勧進帳」の場面は能や歌舞伎を少しでかじっている人なら誰でも知っている。
能の演目『安宅』、歌舞伎の演目『勧進帳』がそれであります。

松本幸四郎の勧進帳は素晴らしい!!!!
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↑歌舞伎、という言葉でイメージするこの姿こそが義経を守って安宅の関を切り抜ける武蔵坊弁慶命がけの大芝居の様子なのですね!

国立能楽堂で演じられる「安宅」
a0275715_1715335.jpg

↑一応、内容としてはほぼ同じです。

日本人ならぜひとも、最低でもこの2場面は覚えておきたい!
歌舞伎の勧進帳と能の安宅は同じお話の場面なんですよね。
そして誰が弁慶を演じ、誰が富樫を演じ、誰が義経を演じるかということがとても大事だったりする。
歌舞伎では歴代の看板役者が生涯に一度は演じる代表作であります。


さておまけとして
文治5年閏4月30日(1189年6月15日) 享年31で義経がなくなったあと、義経を裏切って頼朝に売った藤原さんはどうなったのでしょう?
文治5年(1189年)9月3日、頼朝に通じて屈して義経の首を取った藤原家四代目当主藤原泰衡との「藤原家は安泰」との約束を、頼朝はあっさりと裏切り追っ手を放って殺害、栄華を誇った奥州藤原氏が滅亡してしまいました。

おい!たった三ヶ月かよ!

息子同然に義経を可愛がり、義経ある限り藤原家は安泰だ、と義経の天才的な才覚を愛した藤原秀衡(丹波哲郎)の「奥州17万騎を指揮できるのは義経だけ。どんなことがあっても義経を守りぬけ」との遺言は果たされず、「義経を失えばわが藤原家も終わり」という言葉通り、清衡・基衡・秀衡と三代に渡って繁栄した奥州の都はついに失われてしまったのでした。

奥州藤原氏は初代清衡33年間、2代基衡33年間、3代・秀衡33年間、約100年間の繁栄を誇りましたが4代泰衡が後をついですぐに滅びました。
戦いのない平和な世界を目指して独特の「浄土思想」で白河から青森までの東北全域を治めた藤原氏は歴史上にも類のない存在感があります。

あっあーーー。もう。
泰衡(岡本冨士太)のバカバカ!

と言いたい所ですが、どうでしょう、義経の生涯は本人の意思とは裏腹に平和や平穏とは無縁であり、いわば「修羅の人」であります。そんな義経を引き入れたことが藤原氏の「おわりのはじまり」だったようにも思えます。
だから本当に悪いのは岡本冨士太ではなく丹波哲郎(藤原秀衡)なのかな?



平家と源氏の盛衰、藤原四代の運命、彗星のように現れて短い生涯を終えた義経、天下を取ったのに生涯孤独であった頼朝などの姿はまさに松尾芭蕉が奥の細道の最終到着地点・平泉で詠んだ


「夏草や兵どもが夢の跡 (なつくさや つわものどもが ゆめのあと).」


ということになります。
歴史・文学・芸術はこのように密接に係わり合いを持っております。
時代劇を見倒して、見尽くして、深く掘り下げていきますと、限りなく歴史と文化のお勉強に近づいていってしまうのですね!
東北を代表する根本的な文化地として日本の歴史に深く関わっている平泉が世界遺産になったことにより、
「勧進帳」や安宅」を通して歌舞伎や能への関心もまたUPしているようです。
俳人句人も訪ねずにはいられなかった奥州平泉。私も大好きな場所です。




(事実上の主演)

武蔵坊弁慶:里見浩太朗

(源氏兄弟)
源義経:野村宏伸
源頼朝:榎木孝明

(義経を取り巻く女性)
静御前:安田成美
若ノ前(正妻):和久井映見
河越太郎(若の父):下川辰平

(奥州藤原家)
藤原秀衡(父同然):丹波哲郎
藤原泰衡:岡本富士太
藤原国衡:誠直也
藤原忠衡:鼓太郎

(名場面)安宅関
富樫泰家:高橋英樹※特別出演
安宅関所の責任者

(脇を固める重要な役柄)
後白河法皇:平幹二朗
常陸坊海尊:田村亮
土佐坊昌俊:竹中直人
うつぼ:有森也実
伊勢三郎:阿藤海
常盤御前:十朱幸代

本気で見ちゃったわ~!!!!



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by fraterkouhou | 2013-03-10 17:08 | TV・映画

中村勘三郎(名作CM)

この人がいなければ日本の歌舞伎は化石化した過去の遺物になっていたのではないだろうか?

橋之介も愛之助も、獅童もこれほど世に出てくることができなかったのではないか?
勘三郎が切り開いた新しい歌舞伎の世界…歌舞伎の生きる道は数えきれないと思う。


日本だけでなく世界のCMクリエイターにも衝撃を与えたマクドナルドジャパンのCM。

マクドナルド
Macカフェ「平成中村座大集合」
https://www.youtube.com/watch?v=yIgCJHVNtRo
紋付き袴で闊歩する平成中村座の一門
平成中村座大集合

私もこのCMが大好きで、日本人とはこうである、いやこうありたいとつく付き思ったのだった。

このCMには続きがある。
あまりの好評ぶりに短期間で作られた第2弾がこちら。
http://m.youtube.com/watch?feature=related&v=ISLUk0HyPNg
今度は白い紋付き袴で大集合する平成中村座。
「平成中村座、大集合再び」

最初の「大集合」では味わい深いコーヒーのイメージを伝統的な男性の正装である黒い紋付き袴で表し、これを中村座一門がまとってMacカフェでコーヒーを飲むことにより「安っぽくない、本物さ」をアピールしたのだろう。

また「大集合再び」では完全なる揃いではなく微妙に違う白紋付き袴で平成中村座一門が登場、カフェオレやカプチーノなどのメニューバリエーションを「同じように見えて同じではない、個性的な味」をアピールしたと思われる。白紋付き袴の白はミルクの色でもあるしね。

最後に、非常に珍しい企画として、山田洋次監督と中村勘三郎が作った時代劇風舞台のトレーラー映像が残っている。
歌舞伎はよく分かんない!という人もこれなら普通の時代劇として中村勘三郎の役者としての凄さを垣間見ることができるに違いない。

山田洋次監督×中村勘三郎

うちの母の実姉が役者さんがよく使ってくれていた料亭に嫁いでいて(名古屋伏見・御園座の近くにあった)、顔見せの時などは大変な騒ぎだったそうだ。

祖父はよく「歌舞伎と相撲の来ない町には住めん」などと申しておりました。かつて大相撲名古屋場所が愛知県体育館ではなく金山で行われていて通称「金山場所」と呼ばれていた時代のことですが。
(さすがに私も知らない時代だな(笑))

日本一の外食産業にして戦後日本が衣食住などあらゆる面でアメリカナイズされたことの代表格として例に揚げられることが多いマクドナルドのCMで威風堂々と闊歩する平成中村座、
その中央で満面の笑みを浮かべながらMacカフェへと向かっていく中村勘三郎は私たち「歌舞伎とかよく分からん」世代にもなにかこう「和のカッコ良さ」や「日本っていい」みたいな感じを思い出させてくれた。

私はWCSの仕事をしていますけど、COOL JAPANなんていう言葉が吹っ飛ぶような衝撃を受けたことを覚えている。

実際このCMにより婚礼や成人式で紋付き袴を着たいという男性が激増したとも聞きます。

中村勘三郎 享年57才、
合掌。

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by fraterkouhou | 2012-12-12 09:04 | TV・映画

スポ根とTVショウ

いろんな期待や希望が失われる瞬間を誰しも見たくはない。自分の期待する未来がもう来ないと知る時、私たちは生きる望みを見失う。

強いリーダーシップや輝く目標、世の中に好意的に受け入れられる理想、そうしたものが個人の期待や希望を後押ししたり、オーバーラップして背面支援の役目を果たしたりすることも多々ある。

閉塞感が充満する日本の社会に、天使のように舞い降りた38人のメダリストたちは、まさに震災以降「ろくなことがない」日本にとって「久しぶりに手放しで喜べるマトモな慶事」なのだった。

支える家族の愛やそこに至るまでの長い長い努力の道のり、経済的困窮、競技的不遇、ケガなどの肉体的苦痛、引退と隣り合わせの精神的苦痛、
そうした苦難がメダルという形でハッピーエンドを迎えると分かっているから私たちはメダリストの特集番組や出演番組を安心して見ることができるのだ。

テレビマンたちは「だいたいのストーリー」を頭に描いて歩む軌跡を取材する。その「だいたいのストーリー」とは多くの場合は「ハッピーエンド」が想定されているから
「ハッピーエンドになりそうな選手(競技)」は各局とも奪い合いの取材合戦になる。特に欲しいネタはずばり

「○メダルに隠された秘話」である。

日本人のハートをえぐるお話としては、妻子や夫とかリアルで生々しい家族はインパクトが弱い。

「亡き○○に捧げるメダル」がやはりダントツのネタであり、日本人を泣かす泣かす。もう会えない人であるという手の届かなさ、間に合わなかった感などのやりきれなさを、
遺影での観戦、墓前への報告、亡き人が生前に語った言葉や交流している写真などにより叙情的に説明し、
ハッピーエンドでありながら「僕を私をいつまでも見守って」的な恒久エンドレス伝説にまで高めていく手法だ。

これを業界用語的には「死人に口無し」と申します。


次に「母の支え」。
これもまた泣かす泣かす。日本人はお母さんが大好きで、特に「息子を応援する母親」に弱いのだった。
娘を応援する父親ってのはイマイチ弱い。なぜだか理由は分からないが、母親は女性で弱者的存在であり、その弱者がメダリストという強者を生み出した原動力であるという逆転的構造がインパクトに繋がるのだろう。

母親が闘病していたりするとますますいいネタになる。カメラは病室の中まで入っていき、元気だった頃に温泉に行った写真やら、何十年も前の入学式の親子記念写真などをメモリアルアルバム風に構成していく。

母親が元気な場合は「食事」を軸とした陰のサポートにスポットライトが当たり、特にこれといって「アスリートを支える食事」関係にタッチしていない場合は「息子の大好物」「母の手料理」にシフトされていく。

ダイナミックアレンジとしては「海を越えたライバルとの友情劇」があるけれど、これは個人競技に限る場合が多く、それよりは団体競技にありがちな「支え合ってきたチームメイトとの絆」の方が老若男女の支持や共感を得やすい。

メダルというハッピーエンドにならなかった場合も亡き人への感謝や母の愛、チームメイトとの絆は色褪せることなく「夢を諦めない」「未来に向かって」頑張るというエンディングへと結ばれる。

日本人はこうした「勝負とは関係のないところにある外伝」的なものや「今だから明かせる、実はこうだった」的な秘話、「メダルより重要な人間としての何か」みたいなアプローチに弱いから
見たことも会ったこともない選手を


ええ子やぁ~。(号泣)

立派なお母さんだ~。(号泣)


と泣きに泣くのだよね。


アメリカなんかでは「難病の子供のために勇気あるプレイを見せて励ます」というノブレスオブリージュ的なものが選手の人格を高める鉄板ネタとしてありますけど、
日本人にはそういう「赤の他人への絡み」はフィットしないらしく、ネタとしては殆ど採用されませんね。

イギリスなどでは「女王陛下からナイトの称号を!」も鉄板ネタみたいですけど、日本におけるナイト的な「国民栄誉賞」は「谷亮子が貰えてなんで野村が貰えないんだ」みたいな議論の余地がありすぎて、クリーンじゃないイメージになってるからダメなんだろうな。


日本のTVショウはこうした人情ドキュメントを作らせたら世界一と言われていて、五輪のたびに世界中のマニアが日本の、日本人っぽい「泣かせネタ」を探し回ってコレクションしているのだった。

そういうことを知るとなんかムカつくんだけどさ、まあ4年に一度しかスポットが当たらない人も多いわけで、ましてや家族なんかは何十年も支えていても一生日の目を見ない人が殆ど。

本当にそれは日々肌で感じてるわ…。
TVは曲がり角を迎えたメディアだけど、私の持論としてはTVは生中継だけやっていればいい!と思います。

下手に構成作家があれやこれや考えて物語を作るからありもしないヤラセが生まれたり誇大表現や捏造や、歪曲情報が流れたりしてしまうわけで。

とは言え仮に生中継だとしてもアナウンサーのコメントはある意味作られた台詞であるから、やっぱりTVは信じちゃいけないっていう部分はあるだろう、と思うよ。

最初に戻るけれど、私たちは夢や希望もない人生は生きられないから明日を生きるネタを常に探しながら今日を生きてる。

TVはその隙間にトロッと甘い蜜を流し込むことで成り立っているメディアだと思う。
まだまだTVの時代はそう簡単には終わらないけれど、無条件に疑いもなくしんじて見ている人々はだんだん減ってきていて、
懐疑的に見ている人々が増えつつあるのは大変良いことだと思います。だってTVショウは視聴者のためなんかに作られてないしね。

小学校ぐらいでTVというメディアの真実、という授業をやるべきだと私は思うんだよな。
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by fraterkouhou | 2012-08-17 22:15 | TV・映画

雲霧仁左衛門(山崎努編)14話

1995年作のシリーズ、あまりにハイクオリティな出来映えに毎話感動している状態(笑)

中でもこの第14話、仁左衛門の身を守り手下の木鼠の吉五郎(石橋蓮司)が死ぬシーンはもう気絶モノです。

日本で唯一時代劇だけを放送する時代劇専門chを爆見している私ですが、この雲霧仁左衛門はマニアの私の目から見てもかなりヤバイ!濃厚なストーリーに凄すぎる配役。

ここを読んでいる人の誰ひとりも関心がない話題だと分かっていて、どこまで書いてよいのか空気を読めていませんが、書いちゃうよ~。


雲霧仁左衛門とは江戸時代の盗賊で、清水次郎長の叔父説や実父説も囁かれる。
そりゃもう賢くて風格があり部下の信頼も厚いお頭なのですね!

この山崎努編の14話は5回は軽く見ている!(笑)同じところで泣くよ!←バカ

私の人生の名作・高橋英樹の次郎長三国志は12時間を5回転は見ているよ。
「恋女房お蝶の仇討ち」と「森の石松金比羅代参」の部分の4時間は20回以上見て、毎回同じところで泣く(笑)


木鼠の吉五郎
関東綱五郎
吉良の仁吉
追分の三五郎

みんな大好きだ~

歴史上の著名な人物と事件、歴代天皇、歴代将軍、各地の藩と藩公、街道と町の名前、全部時代劇で覚えました。
フィクションもノンフィクションもごちゃ混ぜに…(笑)

小学校時代に好きだった俳優
・里見光太郎
・高橋英樹
で担任もドン引きですからね~

ここに歴史小説の巨匠・山岡宗八の時代小説「信長」「秀吉」「家康」を読破したあたりから、私の歴史観は江戸時代から戦国時代へと
時計の針を大きく振り戻し、群雄割拠の乱世へと向かっていくことになっていきます。

そしてこの頃覚えた数百人の武将と列伝はやがて…ゲーム「信長の野望」にてイッキに花開くのだった(笑)←バカ
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by fraterkouhou | 2012-08-06 20:42 | TV・映画