フラーテルを目指す!

今回飯能で何人かの人に
「僕たちはフラーテルに入ることを目指します!」
「いつかわが子をフラーテルに入れてください」
と言われました。

うれしいいいいいいいい

選手に言ってあげて下さい、めっちゃくちゃ喜ぶと思います。

一人面白い子がいて、

高校生「僕はまず立命館大学に入りフラーテルと対戦して勝ちまくって日本一になり、それからフラーテルに入りこんどは立命館大学をがんがんに負かして日本代表になりオリンピックに行くのが夢です!」

私「あはははは(苦笑)っておいっ!」

高校生「だってフラーテルは最近立命館に勝ててないじゃないですか・・・」

私「むむむうううう」


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それから私は毎試合戦評をチェックするのですが、別な高校生とこんな会話をしました。

高校生A「戦評って誰が書いてるんだろうって思う!」

高校生B「うまい人と下手な人の差が激しいしね!大学生とかが書いてるらしいよ!」

高校生A「そうそう、1年生に勉強のために書かせてるとか。」

高校生B「試合の流れが分かるのもあれば全然分からないのもある。。。」

私「私の個人的な意見としては・・・誰が書いてもいいけどちゃんとした人が中身を本気でチェックするべきだと思う。毎試合読んでいる私としては思うとことはたくさんあるよ!」

高校生A「例えばどんなところですか!」

私「いい?言っちゃうよ?(笑)表現とか・・・全試合同じなのはどうかと。ゴールネットを揺らした、一進一退の攻防、得点には繋がらない、豪快なフリック、とかねえ。全然ネット揺らしてないし全然一進一退じゃないし、豪快なフリックでもないのにさあ」

高校生B「分かる~分かる分かる!!(爆笑)」

高校生A「前のや他のを見てそのまま書くのかな、その試合を見てそのまま書けばいいのにね」

私「結局、それっぽく書こうとするからそうなるんだよね、そうじゃなくそのまま書くか、あるいはちゃんとした人が校正するか、そのどちらかがいいと思うんだ。」

高校生A「戦表って誰が読むんだろう?」

私「これはマスコミに配布されるんだよ、大体の場合。」

高校生B「えええええそうなの」

私「そうなんだよね、記者にもよく言われるもん、5行しかない時もあればみっちり書いてあるときもあるし、試合によって内容の濃さやレベルがあまりに違うからあてにできないって(苦笑)」

高校生A「そうなんだあ・・・・。」

高校生B「でもさあ、僕は!戦評に名前が載るのが目標です。その試合に出たら戦評に名前が載りたい。」

私「えっ?どういう意味」

高校生A「戦評はたいてい得点した人しか載らないけれど、得点しなくてもDFでもいい働きをすると名前が出ますよね!だから試合に出たら自分の活躍が戦評に出るぐらいにがんばろうと思う。」

私「あーーーちょっとそれ、目からウロコだ・・・・。私は、チーム側の人間だけど戦評をできる限りチームとは関係ない単なる読み手として公正な気持ちで読むようにしているけど、選手側の意見だねそれ。すごく今なるほどって思った。」

高校生B「戦評けっこう適当だから名前も違ってたり」

私「うん・・・いろいろ事情はあるかもしれないけどさ、読む側にはそういう事情の言い訳は通用しないから、メディアに出されたり記録として保管されていく資料であることを意識していく必要はあるよね。」


フラーテルファミリー(フラーテル会報)にもフラーテルの試合のレビューを掲載してるのだけど、戦評はそのときに参考資料としても重要な位置を占めてる。過去の試合を振り返るには必要なものだよねー。


ああ高校生と話すのは面白い。
いろんなことを感じながらホッケーを見ているんだなあって思う。
オトナの事情(笑)が渦巻くこのホッケー界において、より純粋により本気でホッケーをすること、できる環境をたくさん作ってあげることが大事なんだなあと思う。
ホッケーそのものの技術を教えるということは比較的簡単に思いつく育成方法なのだけど、本質的な部分で環境が整備されないと発揮する場もないというわけで。

話は少しずれるけど、企業がアジアなどに進出して現地の人を採用して工場でモノを作ろうとする場合、一番苦労するのはモノをつくる技術を覚えさせることではなく「JAPAN」というブランドを作るための意識改革だそうだ。

時間通りに操業するためには時間通りに出勤してこないといけない。
でも時間にアバウトな国では「多少の遅刻が何で悪いの?」ということになる。
精度の高い製品を目指すには厳しい製品チェックがある。
例えば織物や布製品、少しでも縫い目がずれたり糸がはみ出たりしているとNGになるのだけど現地の人たちはこう言う。「何でダメなの?見えないところだし、上からもう1回縫ったから問題ない」
染め物の色むらや、完成品の折りたたみ方、袋詰めしたときのシールの位置、タグに押されたスタンプがかすれているとかいないとか・・・

「もういいじゃん、そんなこと、何がダメなの???」

でもその「そんなこと」に対する意識の改革こそが「JAPAN」ブランドの品質保持のもっとも重要なポイントなのだ。そしていくら技術を教えても少しもよい製品ができなかった工場も、そうした「そんなこと」が改善された瞬間に不思議なぐらいすばらしい製品が生み出されてくるのだという。


地元の人「フラーテルはこっち(飯能)に来て選手同士が夜飲みに行ったりしないの?」

私「えっ?行きませんよ飯能に限らずどこに遠征しても。」

地元の人「そうなの?お酒も無し?ここは東京も近いから遊ぶでしょ。」

私「ありませんよ!選手は宿舎に缶詰で近所のコンビニ以外には外出も殆どしてません。」

地元の人「食事の時にビールぐらい飲むでしょう?」

私「私広報やって7年ですけど・・・少なくとも私の記憶の中では遠征中にチーム全員で食事している時にお酒が出た記憶がありません。」

地元の人「厳しいんだね~!練習には全員来るの?」

私「え?」

地元の人「普段の練習はみんなそれぞれ用事もあるし家庭もあるし仕事もあるから人が揃わないでしょう?」

私「えーと・・・基本的に全員来ます。怪我してても練習には顔出すとか、それぐらいの感じです。」

地元の人「そうなんだあ!」


フラーテルの遠征は殆どの時間がチーム行動で、合間の時間が少しあっても選手は勝手にどこかに遊びに行ったりはしていません。必ずすぐに連絡が取れるようにみんなが暗黙の了解のうちに行動しています。
余程のことがない限り食事を自分だけ別に食べることも無く、ましてや試合の前日にどこかに繰り出してお酒を飲むなんていうことは(少なくとも私は)見たことがありません。
私も選手の行動を監視しているわけではありませんし、個室に入ってしまえば何をしているかわからないだろう?(酒やタバコなど)と言われればそれまでなのですが、そういう明確な「禁止ルール」があるかないかより、本人がどのような意識で取り組んでいるのか、の方が重要なのだと思う。

練習時間じゃなくても遠征先で普通に自主トレでランニングをしている選手もいるし・・・お世話になっている人が近くにいるから・・・と会いに行ったり、実家が近いのでちょっと寄ってくるとか、そういうのはあると思いますがそのために翌朝遅刻してくるなどのチーム行動にマイナスな影響を与えるような選手はいません。

フラーテルの場合、ご家族や父兄の皆さんもそれをよくご存知なので、宿舎に来て選手をこっそり連れ出すようなこともないし(後で困るのは選手だから)、第一選手もそんなことをしないし・・・

選手の父兄には「息子が正月に帰ってきてもろくに酒も飲まないし料理も自分で選んで食べている、朝は正月から母校でずっとホッケーしている」とか「せっかく実家に帰ってきたからあれもこれも食べさせようとするのだけどいらない、代わりにあれがいい、と自分で食べるものを考えているようだ。」という話も聞く。
「あんなにスナック菓子を食べていたのに一切食べなくなった」とか。

結局、数日間自分に甘えてあれこれしちゃうと、明けて戻ってきたときに苦しいだけだし、オフの間に体重が増えたり筋力が落ちたりすると練習についていけなかったりする。
逆にオフはオフでホッケーを一切しないでリフレッシュするという選択もあるね、いずれにしても選手は現役である間はどこにいても「ホッケー第一」の意識を心のどこかに持っているから・・・

選手はそれなりの運動能力と体力がある。前も書いたけど昔、母親に頼まれてママさんバレーに参加して捻挫した選手、父親に頼まれて地元の草野球の助っ人に行ってデッドボールで手を骨折した選手、そんなんで半期絶望とか泣くに泣けないですよね。
近所の人がスタミナドリンクをたくさんくれたんだけどドーピングに引っかかるから飲めないとか、実家に帰りたいけど母親の手料理と父親の酒の相手をうれしいけど断れなくて太っちゃったと言う選手とか。
もうそれぐらいいいじゃん!と私が代わりに叫びたくなるけど「それぐらい」をどのぐらい大事にするかが明日に影響する、タイミングによってはそんなデリケートな時期もあるわけで。

年明け早々から代表合宿がある年などは、あえて実家に帰らない選択をする選手もいます。
「うちなんか出産の時に夫が家にいたことなんかないですよ?」という選手の奥さんも凄いと思う。
「息子がまる2年帰ってこない」とかもうもう(苦笑)申し訳無い・・・。


地元の人「そんな厳しい環境じゃあちこち遠征しても何にも楽しくないねー。観光も無し、名産物産も食べないんだね!」

私「うん・・・・観光要素はないです・・・名産物産も食べてません・・・・。」


いいんだそれで!そこがいい!それでいい!(涙)
だって強くなりたいし勝ちたいから、それ以外のものはチームにはいらないのだ。
そうだよね、そういう理解でいいんだよね!?



高校生の皆さん、ぜひフラーテルを目指して下さい。


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▼名古屋フラーテルホッケーチーム公式サイトはこちら
http://www.frater.or.jp/

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by fraterkouhou | 2012-11-21 11:42 | ホッケー

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